ポケモンカードをはじめてみてゲーム性よりもコレクターとして始めだしてる今日このごろ。全然ポケモンカード売ってないじゃないか!
転売ヤーがどうとかもだが、それより何より需要と供給が追いついていないのが大問題なわけである。
どんなもんなのよ
好きなキャラクターはなんとしても欲しいと思うものだからいくらでも出せてしまう。なんの興味もない人にとってはただの紙切れで200円だって高いと感じるものが、1万円でも10万円でも欲しい人は欲しい。そんな付加価値が市場を潤わせている。
ポケカに関して言えば、レアリティが低かろうがなんだろうがゲームを楽しむことができる。同じ効果を持つカードの中にレアなものとそうでないものがある。だからプレイ勢にとってはなんの関係もなかったりする。カードショップに行けば一枚10円から売られていることもある。なのでBOXを買う必要性はほぼない。何が入っているか確証のないものを買うのはプレイする人にとってリスクでしかないのだ。
ならなぜBOXを買いたい人たちがいるのか・・・。
それは私同様のコレクターや収益を上げたい人たちがいるからである。
転売もその一つ。ただここで考えてみて欲しい。転売が必要ないくらいカードがあふれている世界線を。
誰しもがそのカードを所有する。なんならノーマルカードがすべてSRやSAR等に代わって存在したとする。しかも会社は購入層に対して十分すぎる数のBOXを生産している。
そうなれば価値も何もないただ定価で売られるようになる。
すると一定の転売ヤーは消え去るだろう。併せてカードショップも消える。収益が無ければ運営できないからだ。一般のおもちゃ屋や、電気屋、ゲームショップでしか売られなくなる。それはそれでいいのかもしれない。コレクターとしてはだが。
プレイする場所が極端に減る。友達の家、どこかのフードコート(駄目なところが多い)、公式で大会があれば。プレイする場所が少なくなればなるほど人気がなくなる。ポケモンカードするくらいならポケモンゲームをやる人に以降していく。そうしたらいつでもどこでもネット対戦が可能だからだ。
ポケモンカードもオンラインでできるようになるじゃん!いやそれはない。それは一部の層だけがやるに過ぎない。
リアルでできる場所、集まってくる場所が極端に減るため近所の友達等のコミュニティから出ることがほぼなくなる。
誰かがそういった場所を提供したり、集めることがない限り買う人も減っていく。
そうなると不良在庫が増えて成り立たなくなりカードゲームは終わる。
ゲームの世界というのは定価以上の価値があって成立する。それかその定価自体が高いものになる。成り立たせるためにはそれくらい必要なのだ。
ボードゲームが心なしか高い気がするのも、成り立たせるために必要な金額がそこにあるからであって、そのものの価格というわけではない。
ポケモンカードを成り立たせるために必要なコストと供給量をバランスを考えなければならないのだ。
ただ・・・。
そうはいっても、出てすぐのBOXが買えないってなんなのさって話なのも事実。でもここで転売ヤーが買い占めているからって言うやつはまた最初から話をしなければならないが、問題は会社にしかない。このご時世SNSというものが流行ってしまったから人気が上がるのが急激すぎて会社も予期せぬ出来事となっている。
過度に生産してしまえば前述したように廃れていく一方ではある。ただ一人でも多くの人に行き渡らないもの事実。今回のBOX「クレイバースト」「スノーハザード」については大量生産されるという話ではあるがどれほどなのか見ものであるし、私自身買えてないので1BOXでも買えたらと思っている。
さてここでその付加価値が何故生まれるのかおさらいをしよう。
ここからは仕組みについて話すので興味がなければ読まなくていい。ここまで読んでくれてありがとう。
卵売りが二人隣同士で販売している。一人は10個200円、もう一人は10個300円で売っている。皆買うなら10個200円を選ぶ。
10個300円のお店は負けまいと10個190円で勝負する。
すると10個200円で売っていたお店が10個190円の卵を買い占める。
そして自分のお店で400円で販売する。お客はそこにしか卵が無いので購入する。
価格競争で戦う上で大事なのは需要と供給である。在庫がここにしかないとなると付加価値が生まれてそこで買わざるを得ない。通常200円で売っているお店が買い占めを行った。逆を言うと300円のお店が200円のお店を買い占めればいいのだ
そうすればあとは客が買ってくれるであろう最大の価格で提供すればいい。
そのように市場は決まる。価格は客が決める。300円より200円が安いから200円で買うし、どこにも売ってないから400円でも買う。その差2倍もある。
ポケカでも同じ。定価で売っていればそれで買うが、どこにも売っていないから1万円でもBOXを買う人は買うのだ。
そうやって市場の価格が決まる。ただ現実世界では買い占めるなんてことはできないのでお客が価格を完全に決めれるようになっている。
最後に、ポケカのカートンがメルカリで売られていたりするが、あれはなんなんだって愚痴で占める。
カートンってことは何かしら公式から購入できるようになっているところがお店に卸さず販売しているのか、それともカートンで買えるなにかがあるのかなのだが、あれこそ行き渡らないどころか買う人が限定されてしまう要因ではないだろうか。
楽しく遊べるポケカであって欲しいと切に願う。