結論から書きます。 アドラーの代表作『人生の意味の心理学』(What Life Should Mean to You、1933年ロンドン版)に、「褒めてはいけない」という一文はありません。英語の原文で「praise(褒める)」が出てくるのは5回だけです。しかもそのうち1回は、アドラー自身が「人に与えられる最高の褒め言葉」という意味で使っています。 原文でアドラーが警戒しているのは、褒めることそのものではありません。褒め言葉がないと動けなくなる状態です。そして、くり返し書いているのは「勇気づける(encou ...