USJゾンビに触ると退出?公式が退出対象に書いたのは「触る」より広い「驚かす」だった

結論から書きます。USJのハロウィーン・ホラー・ナイトで、ゾンビに触れる行為は「やってはいけない側」の行為です。

ただし、公式の注意事項を読むと、退出の対象として書かれているのは「触る」だけではありません。「ゾンビやクルー、他のゲストを驚かす等の行為、暴力など、不当な行為を行った場合には、パークから退出していただきます」と書かれています。

つまり、触らなければ大丈夫、という話ではありません。驚かせ返す、追いかける、進路をふさぐ。こうした行為も、公式の文言に照らすと問題になり得ます。

2026年の開催は11月8日(日)までです。この記事を書いている11月5日時点で、残りは4日です。駆け込みで行く人に向けて、公式に書かれていることだけを整理しました。

話題になった「ゾンビに触った客が即セキュリティ報告」とは

11月初めごろ、ホラー・ナイトの会場で来場者がゾンビ役に触れたとされる場面の動画が、SNSで話題になりました。

この件について、USJの公式発表は私が調べた範囲では見つかりませんでした。動画の撮影日や場所、実際に何があったか、その後どう対応されたかも確認できていません。この記事では、個別の来場者には触れません。

反応が大きかった背景には、10月下旬の別件があります。10月22日、男性客がゾンビ役の女性キャストに背後から抱きつく動画がSNSで拡散し、週刊女性PRIMEなどが報じました。

USJ広報が明言した「容認しない行為」

週刊女性PRIMEの取材に対し、USJ広報は次の趣旨で回答しています。

  • パークに関わる全員の安全と尊厳を大切にしている
  • 故意に抱きつく、腕や肩をつかむ、叩くなどの行為は「一切容認いたしません」
  • ガイドラインで、キャストやクルーを驚かせる迷惑行為などを禁止している
  • 行為が確認された場合は「適切に対応いたします」

「抱きつく」「つかむ」「叩く」と、具体的な動作まで名指ししている点が重要です。一方で「適切な対応」が退出なのか、出入り禁止なのかは、報道の範囲では明かされていません。

公式の注意事項に書かれている禁止行為

USJは2026年7月に「ユニバーサル・エクストリーム・オータムの注意事項と仮装について」というお知らせを出しています。ホラー・ナイト中の行動ルールは、主にこのページにまとまっています。

このお知らせと、同じページ内の仮装ルールから、要点を抜き出すと次のとおりです。

項目 公式に書かれている内容(要旨)
過度な反応 過度な反応は控える
驚かせる・暴力 ゾンビ、クルー、他のゲストを驚かせる行為や暴力などの不当な行為は退出の対象
走る 走らない、周囲に注意する
撮影 他のゲストの迷惑になる撮影や、ショー・アトラクションの妨げになる行為は控える
なりすまし クルーやエンターテイナーになりすました言動は禁止
服装 サンダルやミュールは危険なため、スニーカーを推奨
荷物 大きな荷物は事前に預ける

注目したいのは、退出の対象に「ゾンビやクルー、他のゲストを驚かす等の行為」が明記されている点です。怖がらせるのはゾンビの仕事で、ゲストが驚かせ返すのは想定されていません。

「触ってはいけない」という文言はあるのか

ここは正直に書きます。注意事項のお知らせ本文を確認した範囲では、「ゾンビに触れてはいけません」という一文そのものはありませんでした。「接触」という言葉は、走らないこと・他のゲストと接触しないよう周囲に注意すること、という文脈で出てくるだけです。

ただし、広報は「抱きつく・つかむ・叩く」を名指しで容認しないと回答しています。注意事項でも「驚かす等の行為」「暴力」が退出の対象です。

軽く手が当たっただけで退出になるかどうかは、公式には明記されていません。判断はその場のクルーに委ねられると考えるのが自然です。迷ったら触らない、が一番確実な答えです。

なぜゾンビに触れてはいけないのか

理由は大きく3つあります。どれも、ゾンビ役の安全に関わる話です。

理由1:視界と動きが制限された状態で演じている

ゾンビ役は、特殊メイクや衣装を身に着けて演技をしています。急に押されたり引っぱられたりすると、転倒やケガにつながりかねません。

USJの英語版ルール&マナーにも、エンターテイナーやクルーの安全を損なうと判断される行為は、やめるよう求められる場合があると書かれています。

理由2:夜の人混みで連鎖事故が起きやすい

ストリート・ゾンビは夜18時から始まります。暗い時間帯に、大勢のゲストが悲鳴を上げて動き回る状況です。

一人がゾンビを押すと、ゾンビ役が後ろのゲストにぶつかる可能性があります。公式が「走らない」「周囲に注意」と繰り返すのは、この連鎖を防ぐためだと私は読んでいます。

理由3:中にいるのは働いている人だから

広報の回答に「尊厳」「心身の健康」という言葉が入っていた点は見逃せません。ゾンビは役であり、中には仕事として演じているスタッフがいます。

役になりきって襲ってくるからといって、触ってよい許可が出ているわけではありません。ゾンビ側から近づくのは演出で、ゲスト側から触るのは迷惑行為。この線引きを覚えておけば迷いません。

2026年の開催期間と時間帯

まだ行っていない人のために、2026年の開催情報をまとめます。

項目 内容
ハロウィーン・ホラー・ナイト 2026年9月11日(金)〜11月8日(日)
秋イベント全体(ユニバーサル・エクストリーム・オータム) 2026年9月10日(木)〜11月8日(日)
ストリート・ゾンビ 18:00〜パーククローズ
追加料金 ストリート・ショーはスタジオ・パスなどで体験可能。一部アトラクションはe整理券が必要

ストリート・ゾンビは11月8日で終わります。一方、『バイオハザード レクイエム』ザ・ダイブは12月27日まで、貞子の呪いは2027年1月4日までの予定と案内されています。

2026年は開催15周年で、クルーの一部もゾンビ化するのが新しい点です。サンフランシスコ・エリアの「ワーフカフェ」は、夜6時以降にゾンビ・クルーが占拠する「ゾンビバー」になると報じられています。

年齢の目安

ストリート・ゾンビやゾンビ・デ・ダンスには、年齢に関する注意があります。

  • 5歳以下の体験は推奨されていない
  • 12歳以下は体験に保護者の同意が必要
  • 一部アトラクションは、さらに厳しい年齢制限がある(14歳以下不可、17歳以下不可など)

暴力的・グロテスクな演出が含まれるため、という説明です。子ども連れの場合は、18時までに行き先を決めておくと慌てずに済みます。

仮装のルールも「ゾンビ」に厳しい

ゾンビの仮装をして行こうと考えている人は、注意が必要です。公式の仮装ルールには、ゾンビ仮装に関わる制限がいくつもあります。

  • ユニバーサル・ワンダーランドとミニオン・パークの中・付近では、顔が確認できないゾンビや幽霊の仮装、被り物、フェイスペイント、特殊メイクは不可
  • 顔全体を覆う被り物、フルフェイスマスク、顔の半分以上を覆うマスクなどは、防犯上の理由で制限
  • 過度にグロテスクな服装・メイクや、地面を引きずる衣装は不可
  • 該当するかどうかはクルーが判断する
  • 入場後でも、安全上の理由でメイクや装飾品を外すよう求められる場合がある

本物のゾンビ役と見分けがつかない格好は、トラブルの元になります。「なりすまし禁止」のルールとも重なるため、本格的すぎる仮装は避けたほうが安全です。

撮影で気をつけること

ゾンビを撮りたい人は多いはずです。撮影そのものは禁止されていませんが、条件があります。

  • 他のゲストの迷惑になる撮影は、やめるよう求められる場合がある
  • 三脚は、ハロウィーンなどのイベントエリアでは安全上の理由で使用を控えるよう案内されている
  • ショーやアトラクションの妨げになる行為は控える

撮影のためにゾンビの進路に立ちふさがる、腕を引いて立ち止まらせる。こうした行為は撮影マナー以前に、接触や妨害の問題になります。自撮り棒の扱いは、今回調べた範囲では公式の明記を確認できませんでした。

初めて行く人が気をつけること一覧

ここまでの内容を、当日すぐ見返せる形にまとめます。

  1. ゾンビやクルーに触らない(抱きつく、つかむ、叩くは広報が名指しで容認しないと回答)
  2. ゾンビやクルーを驚かせ返さない(公式に退出対象と明記)
  3. 悲鳴を上げても走らない、周囲を見る
  4. 撮影はほかのゲストの視界や通路をふさがない、三脚は控える
  5. 足元はスニーカー、サンダルやミュールは避ける
  6. 大きな荷物は先にロッカーへ預ける
  7. ゾンビ仮装は顔が見える範囲にとどめる
  8. 子ども連れは18時前にユニバーサル・ワンダーランド方面へ移動しておく
  9. 困ったことがあれば近くのクルーに伝える

9番は大事です。もし近くで誰かがゾンビ役に触れているのを見ても、自分で止めに入る必要はありません。クルーに伝えれば十分です。

怖いのが苦手な人の逃げ道

関連記事の現地レポートによると、2026年はユニバーサル・ワンダーランドがゾンビの出ないセーフティエリアとして案内されています。パーク内には「ゾンビに会わないぬけ道」の看板もあると紹介されています。

セーフティエリアの範囲や退園ルートは、公式アプリやパークマップで最新情報を確かめてから動くのが確実です。

まとめ:ルールの中心は「ゾンビ役の安全」

今回のトレンドを受けて公式情報を読み直すと、ルールの軸は一つでした。ゾンビ役とクルーの安全と尊厳を守ることです。

「触らない」はその中の一部にすぎません。驚かせ返さない、走らない、進路をふさがない。この3つまで守れば、公式に書かれている禁止行為はほぼ避けられます。

ゾンビに追いかけられて叫ぶのは、ゲスト側の正しい楽しみ方です。逆はやらない。残り4日、行く人はこれだけ覚えておけば十分だと私は考えます。

参考にした情報

  • USJ公式「ユニバーサル・エクストリーム・オータム ~Discover U!!!~の注意事項と仮装について」 https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/news/2026/0709
  • USJ公式「ハロウィーン・ホラー・ナイト」 https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/events/halloween-extreme-autumn-2026/halloween-horror-nights
  • USJ公式「ストリート・ゾンビ」 https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/events/halloween-extreme-autumn-2026/halloween-horror-nights/street-zombies
  • USJ公式「服装・仮装について」 https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/rules-manners/costumes
  • USJ公式「Rules & Manners」 https://www.usj.co.jp/web/en/us/service-guide/rules-manners
  • 週刊女性PRIME(Yahoo!ニュース)「一切容認いたしません」USJ広報毅然 https://news.yahoo.co.jp/articles/4b54d85185413ee9d873a6e8c5cbd3e9e95cb73b
  • Disney Fanatic「Horror Nights Incident Prompts Mass Warning to Universal Guests」 https://www.disneyfanatic.com/universal-studios-japan-zombie-performer-warning-emd1/
  • 秋田魁新報「USJ、ついに…クルーのゾンビ化を発表」 https://www.sakigake.jp/news/article/20260827OR0069/
  • キャステル「USJホラーナイト 年齢制限まとめ」 https://castel.jp/p/10542
  • ゆうママ「USJホラーナイト2026 ゾンビに会わないぬけ道」 https://yumama45.com/usj-zombie-free-way-out-2026/

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